緊張して面接で詰まることは決して悪いことではありません
面接で緊張して詰まることは悪いことではない、そう思うことが重要なのです。そもそも面接で詰まってしまうほどのあがり症は、決して珍しいことではありません。
日本人はとくにあがり症の人が多く、9割ぐらいの人があがり症であるとも言われています。人前で緊張することなく何でも話せる人というのは、ごく一部の選ばれた者だけです。
つまり人前で話をすること、面接で緊張してしまうのはごく当然だということです。緊張せずに話せている人が多いと思われるかもしれませんが、実は緊張しているように見えない、相手に緊張していることを気づかせずに話せる人が多いだけです。
人前で話をするのが好きな人、緊張しにくい人は少数派であるということをしっかりと覚えておいてください。人材派遣の面接では、面接を受けに来ている人の大半は同じように緊張しています。
緊張しないことよりも和らげることを考えるべきです
面接に受かるのかどうかはその後の生活、さらには人生に関係してくることです。そのため緊張をすること自体は決して不思議なことではありませんし、むしろ緊張して当然です。
そして緊張しない方法というのはまずありません。生まれつき、人前で話をするのが緊張しない一握りの人間でなければ、緊張しない方法はないのです。
それが重要な場面であればあるほど、緊張してしまうのは人間であれば当然です。そこで緊張しない方法ではなく、緊張を和らげる方法を考えてみましょう。
緊張を和らげるためには、まずは準備が必要です。面接において聞かれる内容は下調べをしておいて、それらに対する回答をある程度考えておきましょう。
もちろん準備していなかった内容の質問が来ることもありますが、面接というのは質問されることは大体決まっています。それらの受け答えをある程度準備しておくのかどうかによって、緊張を緩和することができます。
準備している答えが多ければ多いほど、面接に対しての不安は緩和でき、緊張感を緩和することにも繋がります。
丸暗記はパニックの原因になります
現在派遣の面接に限らず言葉が詰まってしまう原因の1つに、覚えていたことを忘れるということが挙げられます。覚えていたはずのことをすべて忘れてしまって、頭の中が固まってしまうのです。
丸暗記をするとそのようなトラブルが起きますので、丸暗記をするのではなく、重要なポイントだけを頭の中に入れておきます。質問に対してそれらの重要なポイントを組み合わせて、回答に対して返答をする練習をしましょう。
また面接で詰まってしまう場合には、とにかく練習あるのみです。相手になってくれる人がいれば、その人に面接官の役になってもらいましょう。
模擬面接を行うというのが理想的です。もちろん相手がいなければ、1人で練習しても問題ありません。
面接官がどのような質問をしてくるのか、ということを想定してしっかりと受け答えをしましょう。何度も繰り返してハキハキ回答をして、なおかつ相手にわかりやすくスラスラと答えられるようにしてください。
もちろん、面接のときの立ち振る舞いなども練習しておいてください。まずドアをノックして入るところから、椅子を立ってドアから出て行くところまでの流れを覚えておきましょう。
仮に受け答えが完璧だったとしても、面接時の立ち振る舞いにミスがあったり、そのミスに気づいてしまった場合、せっかく覚えていた内容が全て真っ白になってしまうことがあります。そのため話すことばかりではなく、行動などもしっかりと体に覚えさせておくようにしましょう。
ジンクスやゲン担ぎは緊張緩和に役立ちます
面接で言葉が詰まってしまう人の強い味方となってくれるのが、ジンクスやゲン担ぎです。ジンクスは、ある意味非科学的なことであり、あまり信じていない方も多いでしょう。
しかしジンクスやゲン担ぎは面接で緊張してしまう人や、人前で話をすること自体に苦手意識がある人にとってとても重要なものです。というのも面接の前に◯◯すれば成功できる、というようなジンクスを持っておくことで、驚くほどリラックスすることができます。
とくに過去にそのゲン担ぎをして、見事夢が叶った、目標を達成したというものがあればなお理想的です。
ジンクスやゲン担ぎは、結局のところ自分の自信のない部分、なかなか自信を持てていない部分をサポートする要因として効果的なのです。なんとなく自信がない、また緊張してしまうのではないか、といったことが不安となり、その不安は自信を奪います。
そして人前で話すときに失敗をしてしまうのではないか、というマイナスな要素として心を支配してしまいます。そのためゲン担ぎをしておけばきっと大丈夫だ、きっとうまくいくという自分を奮い立たせる重要なポイントとなるわけです。
ジンクスやゲン担ぎを一切信じていない方も、もちろん多いでしょう。たしかに信じたからといって、絶対に成功するのかといえばそんなことはありません。
しかし信じることによって緊張して自信を持つことができない自分を奮い立たせる1つの要素となるのであれば、試してみる価値はあると思います。派遣の面接で詰まってしまうのであれば、以上のようなことをぜひ参考にしてみてはどうでしょうか。
(まとめ)人材派遣の面接で詰まってしまうのはダメ?
1.緊張して面接で詰まることは決して悪いことではありません
緊張することは悪いことではありませんし、当然のことです。
緊張してはいけないと思えば思うほどに緊張するものですので、まずは緊張しても何も問題ない、普通のことであると自分に言い聞かせることが第一です。
2.緊張しないことよりも和らげることを考えるべきです
緊張することは悪いことであると思われがちですが、そうではなく、緊張していることこそ本気で面接に挑んでいる証拠です。
緊張しないことを考えるよりも、緊張しても自分の伝えたいことを伝えるようにしましょう。
3.丸暗記はパニックの原因になります
面接で緊張しないためとはいえ、受け答えを丸暗記をすると、少しでも言葉に詰まると全ての歯車が狂ってしまい、頭が真っ白になります。
丸暗記ではなく、キーワードを断片的に頭の中に入れておくことが大切です。
4.ジンクスやゲン担ぎは緊張緩和に役立ちます
面接において緊張しにくくするためには、ジンクス、ゲン担ぎがとても役立ちます。
自分なりのジンクスやゲン担ぎで心を落ち着かせたり、緊張しにくくする努力をしてみましょう。
著者紹介
プロフィール:佐々木 良和 派遣会社コンサルタント。延べ約1,000人の転職のアドバイスを行い、転職に関わってきた。モットーは「転職者の決断に悔いをさせない」。その豊富な経験を基に多くの人が悩む面接時の悩みに答えるコンテンツを発信中。 |