転職の面接でよく聞かれることとはどんな質問?

転職の面接で聞かれることは対策しておこう


転職の面接で聞かれる可能性の高い質問があり、あらかじめ答えの要点を準備すると、当日の緊張がやわらぎます。業種や職種を問わず共通して聞かれやすい質問から順に考えて、答えの要点をまとめておきましょう。

この記事では、転職の面接で聞かれやすい質問を、出る可能性の高い順に紹介します。質問の意図と回答例をあげておくので、自分なりの答えをまとめましょう。

転職の面接で聞かれることの特に多い質問5選

転職などの面接で「必ず聞かれる」といわれる、5つの質問を紹介します。事前に回答を準備して、スムーズに答える練習も行いましょう。

1.自己紹介

転職の面接冒頭の質問で、応募者の人柄を見る・緊張をほぐす・経歴の確認などのために聞かれます。

【例文】
○○と申します。本日は貴重なお時間を頂き、ありがとうございます。

前職の○○株式会社では、一般事務に3年従事しておりました。請求書や見積書の作成と管理、経理業務にも携わり、毎日の会計処理も担当いたしました。

迅速さと正確さを高め、業務の効率化に貢献できました。御社へ入社後も、スピーディーで正確な処理を心がけ、貢献したいと考えております。

本日はよろしくお願いいたします。

2.転職理由

面接官は応募者の転職理由を聞いて、自社で解決できるか・同じ理由ですぐに退職しないか・自社の雰囲気に合うかなどをチェックします。以前の職場への不満は避け、前向きな理由をあげましょう。

【例文】
ルート営業を行っておりますが、決められた業務以外は改善案であっても受け入れてもらえませんでした。上司に効率化を提案しましたが改善は難しく、変化を期待できない環境だったため、転職を希望しました。

3.志望動機

同じ業界で複数の企業がある中、なぜ自社へ応募したのかを知るために、採用担当者は聞きます。仕事に対する熱意や長く働く意志があること、企業研究をしたかなどをチェックします。

【例文】
前職の不動産営業では、新築・中古物件の販売を行っておりました。年功序列を大切にする企業のため、売上アップしても評価につながらず、実績を評価される職場で働きたいと考えました。

御社は実績重視の評価で昇給と昇格をされているとうかがい、これまでの経験を生かして売上アップに貢献したいと考え、志望いたしました。

4.自己PR

あなたの強みを聞き、自社で活躍できそうな人材かを確かめる質問です。履歴書や職務経歴書に書いた自己PRを、さらに掘り下げる目的もあります。

【例文】
私の強みは粘り強さです。前職の営業職では、低迷していた売上を伸ばすために、協力し高め合う努力を続けました。その結果、部署は売上前年比130%を達成でき、個人では営業成績トップになりました。

成果を出すために、お客様のニーズを見出そうと、毎回コミュニケーションを工夫していました。お客様の立場に立った提案ができ、契約につながったと考えております。

御社へ入社後も、粘り強さを生かしてお客様と密にコミュニケーションをとり、信頼関係を築きたいと考えます。

5.逆質問

興味があるほど知りたいことは増えるはすです。応募先に対する興味が高いことを示すためにも、質問は用意しておきましょう。

質問がひとつだけでは、面接中に答えが出てしまう可能性があるので、2~3つは準備しましょう。

【例文】
・今後どのような分野へ最も力を入れるか、差し支えがなければ教えてください。
・入社後、最初に取り組む業務はどのようなものですか?
・1日の具体的な業務内容を教えてください。

転職の面接で聞かれる可能性の高い質問4選


面接で質問される可能性の高い内容を、4つ紹介します。自分の働き方について考える機会にもなるので、掘り下げてみましょう。

1.今後のキャリアビジョン

応募者が持つ将来のキャリアビジョンを、自社で働いて実現できるかを確認するための質問です。

【例文】
マネジメント力を高めつつ多くの人のマネジメントを行い、御社の業務効率アップへ貢献したいと思っております。前職で培った接客スキルを生かし、個人でもパフォーマンスアップを図ります。

再現性の高い売上成績を立てたあと、さらに社内へマネジメントをし、業績アップに貢献したいです。

2.成功体験

過去の成功体験から、応募者の仕事へ取り組む姿勢をイメージします。再現性の高い成功体験を話せると、入社後の活躍を面接官は期待し、採用に有利になるでしょう。

【例文】
前職の営業部では、顧客開拓数アップに取り組みました。当時、既存顧客の注文に頼っており、新規顧客開拓は年間15件程度でした。

業績が伸び悩んだままでは企業の存続に関わると考え、新規顧客開拓の方法を模索しました。思いつく限り、電話・SNS・ホームページ・既存顧客からの紹介などを行い、その結果40件まで新規顧客数を伸ばせました。

3.企業理念に対する考え

企業理念に近い考え方を持つ応募者は、自社に共感し気持ちよく働けると採用担当者は考えます。企業理念をチェックして、あなたの考え方と共通する部分を見つけましょう。

【例文】
御社の「患者さんに寄り添った医療提供を行う」という理念に共感いたしました。私は幼い頃、短期の入院をしたことがあります。

知らない場所と治療に対する不安から、憂うつな気持ちでいたところ、先生には優しく診察してもらい、担当の看護師さんが毎日笑顔で励ましてくれました。おかげで前向きに入院期間を過ごすことができました。

この経験から、私も患者さんの気持ちに寄り添った医療提供を行いたいと考えております。

4.残業時間など雇用条件について

勤務条件のすり合わせのための質問です。ただし内容によっては、自社への理解不足や熱意が低いととらえられる可能性があるため、注意しましょう。

【残業はどれくらいできるか?という質問に対する回答例】
前職では週15時間程度残業をしており、同じくらいの残業であれば対応できると思います。ただ、常に残業があると翌日の業務効率が下がってしまうので、日頃から効率化を心がけたいと考えます。

答えにくいものの聞かれやすい質問4選

できれば聞かれたくないと思っていても、尋ねられやすい質問が4つあります。事前に考えておくと当日回答に悩まずにすむので、回答例などを参考にまとめましょう。

1.他社の選考状況

面接官は、確実に入社する人材を採りたいため、他社の選考状況を尋ねる場合があります。今後のスケジュールを決める目的や、何を軸にして転職活動しているかを知りたいケースなど、質問の意図はさまざまです。

【例文】
・同じIT業界で2社受けており、最終面接が1社と二次面接が1社です。
・1社内定を頂いておりますが、御社が第一志望なので内定先には返答を待って頂いております。
・現在は御社のみですが、今後同じ業界で2社応募を考えている企業がございます。

2.結婚後のキャリア

企業はできるだけ長く働ける人材が欲しいため、継続して働く意志があるかを確認します。結婚のことはまだ考えていない場合も、継続の意志を示した方が無難です。

【例文】
・結婚後も、ぜひこの仕事を続けたいと考えます。御社の○○という理念に共感し、私の□□力で貢献したいからです。

結婚や出産の機会があったとしても、長く続けていきたいと思っております。

・結婚の機会があった場合は、まだ迷っております。ですが任された業務は、必ず最後まで責任を持って取り組みます。

3.ブランクがある場合その理由

職務経歴書にブランク期間がある場合、聞かれる可能性が高いので、現在は問題なく働けると伝えましょう。

【例文】
病気の療養に専念しておりました。現在は完治しており、問題なく働けます。療養期間中に少しでも仕事に役立つ知識を学ぼうと考え、□□(応募先で役立つ資格)を取得しました。

・出産と育児のためですが、子育てのかたわら、前職と同じ業界でもう一度働きたいと思い、○○(資格名)の勉強を始めました。来年△月の試験での合格を目指しております。

4.転職回数が多い場合その理由

転職回数が多い場合、今回も短期間で辞めるかもしれないと採用担当者は心配します。応募した仕事への熱意や意識をアピールしましょう。

【例文】
・営業のスキルを高めるためにあらゆる商材を経験しようとするうち、転職回数が多くなりました。これまでの経験からお客様のニーズを理解し、最適な商品を提案する力を磨けました。

・企業研究や自分の将来のキャリアを考えず、くり返し転職したことを反省しております。それではいけないと思い、今回はやりたいことと将来のキャリアプランを考えて臨んでおります。

面接でよく聞かれる質問を理解し、答えをまとめておこう

企業や職種が異なるとしても、共通して転職の面接でよく聞かれる質問はあります。事前によくある質問の回答を考えて要点をまとめ、答える練習をして当日を迎えましょう。

面接官も応募者が準備して本番を迎えていると想定するので、準備不足はマイナスの印象を与える恐れがあります。この記事で紹介したよくある質問の回答は、最低限準備することをおすすめします。

評判の人材派遣会社グロップを利用するメリットについて

人材派遣会社のグロップは、利用する方へ担当者(マネジメントエキスパート)が求人紹介とあわせてサポートしています。これまでに利用した方々の声を以下にまとめたので、参考にしてください。

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H.T(42歳/男)

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K.U(55歳/男)

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K.E(31歳/女)

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K.A(35歳/女)

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A.E(44歳/男)

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H.T(50歳/女)

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Y.N(34歳/男)

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M.K(28歳/男)

無職の期間が一年以上あったので、その空白の期間がネックとなり、再就職しようにも履歴書で落とされることが何度もありました。もうダメかと諦めかけた時に、新しい働き方を提案してくれたのがグロップという人材派遣会社でした。グロップは、未経験OKの求人が豊富にあったので、私のように無職期間があっても問題なく採用してもらえました。マネジメントエキスパートさんは、こちらの希望に合わせた職場を一緒に見つけてくれるので、本当に助かりました。

まとめ

①転職の面接で聞かれることは対策しておこう
②転職の面接で聞かれることの特に多い質問を確認しよう
③転職の面接で聞かれる可能性の高い質問を学ぼう
④答えにくいものの聞かれやすい質問をチェックしよう

著者紹介

著者情報プロフィール:佐々木 良和
派遣会社コンサルタント。延べ約1,000人の転職のアドバイスを行い、転職に関わってきた。モットーは「転職者の決断に悔いをさせない」。その豊富な経験を基に多くの人が悩む面接時の悩みに答えるコンテンツを発信中。

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