自己紹介と自己PRを間違えないようにしましょう
人材派遣の面接で新卒学生が自己紹介するポイントは、自己紹介と自己PRと間違えないことです。この2つの違いについて、はっきりと言える新卒学生は少ないかもしれません。
自己紹介というのは名前や大学名、学部、所属するゼミ、趣味、特技など自分のプロフィールを簡潔に話すことで、その後の面接で話すきっかけ作りだと考えてください。一方、自己PRはこれまでの学生生活で経験したことや学んだことから得た自分の強みをアピールするものです。
人材派遣の面接において、この2つが混同しているとマイナスの印象を与えてしまう可能性があります。そのため人材派遣の面接で新卒学生が自己紹介するときは、自分を過剰にアピールするのではなく、話題のきっかけ程度に伝えるようにしましょう。
自分のプロフィールを簡潔に話しましょう
自己紹介で注意することは、プロフィールを簡潔に伝えることです。自分がどんな人間で、どんなことを学び、どんな活動をしてきたのかを簡潔に伝えることがポイントになります。
もちろん簡潔と言っても、大学や名前、学部だけだと面接官に興味を持ってもらえないので、面接官が後々質問したくなるような話題も必要です。それゆえこれまでの経歴も簡単に話しましょう。
人材派遣の面接で新卒学生が自己紹介する主な内容は、以下の通りです。
・大学名、学部、名前
・所属するゼミ
・学校で学んだこと
・学業以外の活動、特技
・将来どのような仕事がしたいと思っているか
大学については話題作りのきっかけに繋がりますので、学部や所属しているゼミ、部活など合わせて伝えた方がベターです。ゼミや部活で学んだことと合わせて伝えましょう。
大学内で活動をしていなかった人は、アルバイトやボランティア活動でも構いません。また将来どんな仕事をしたいと思っているかも、簡潔に話すのもポイントです。
人材派遣の面接では新卒生の適正を見ていますので、仕事の話題は後に触れてもらえる可能性が高いでしょう。
自己紹介の長さは1分程度がベストです
人材派遣の面接での自己紹介は1分くらいの長さが適切だと言われています。文字数にすると300~400字程度です。
これより長くなると面接官が退屈に感じたり、「自己紹介の意味を理解していない」とマイナス評価を付けられる可能性があります。反対に短すぎるのもよくありません。
プロフィールを簡潔に伝えることは大切ですが、一言二言で終わってしまうような自己紹介では、「真剣さが欠ける」「意欲が感じられない」と思われる場合もあるので注意しましょう。もちろん話すスピードによって時間が変わってくるので、面接を受ける前に時間を計って話す練習をしておくのも大事です。
内容に不安がある場合は、大学のキャリアアドバイザーに相談しましょう。また人材派遣の面接によっては、自己紹介の時間を「30秒でお願いします」や「2分でお願いします」と指定されることもあります。
その場合でも慌てず対応できるよう、いくつかパターンを用意しておいてください。
明るい表情でハキハキ話しましょう
人材派遣の面接官は、新卒学生が自己紹介をしているときの表情や姿勢なども見ています。内容がよくても暗い表情で話していたり、体を揺らしたりすると印象が悪くなってしまうので注意しましょう。
また緊張から早口になってしまう人もいますが、話すスピードが速いと何を言っているか聞き取りづらくなり、せっかくの自己紹介が伝わりません。その反対に時間を稼ごうとわざとゆっくり話すのもNGです。
自己紹介は面接官に自分を知ってもらうものであり、人間性をアピールする場面でもあるので、明るい表情でハキハキと話すよう心がけましょう。
また言葉づかいにも、注意が必要です。丁寧な敬語で話すのはもちろん、学校や仲間の間で使っているような略語はふさわしくありません。
例えば「バスケットサークル」を「バスケサークル」、「テニス部」を「テニ部」など、普段何気なく使っている言葉でも略語の場合があるので気を付けましょう。ほかにも専門用語だと、その分野に詳しい人にしか伝わらないので、分かりやすい表現に変えるなど工夫してください。
(まとめ)人材派遣の面接で新卒学生が自己紹介するポイントは?
1.自己紹介と自己PRを間違えないようにしましょう
人材派遣の面接で新卒学生が自己紹介するポイントは、自己PRと間違えないことです。自己紹介とは自分をプロフィールを話すことで、自分の強みをアピールすることではありません。
この2つを混同させてしまうと、マイナスの印象を与える可能性があります。
2.自分のプロフィールを簡潔に話しましょう
自己紹介をするポイントは、大学名や名前、特技などのプロフィールを簡潔に話すことです。ただし、あまりに簡潔すぎると面接官に興味を持ってもらえないので、経歴や将来のビジョンなども話すようにしましょう。
3.自己紹介の長さは1分程度がベストです
人材派遣の面接での自己紹介は1分くらいの長さが適切です。これより長くても短くてもマイナス評価をつけられる可能性があります。
また面接によっては時間を指定されることもあるので、事前にいくつかパターンを用意しておくとよいでしょう。
4.明るい表情でハキハキ話しましょう
自己紹介をしているときは表情や姿勢なども見ているので、明るい表情でハキハキ話すよう心がけてください。また正しい言葉づかいにも注意が必要です。
普段何気なく使っている言葉でも略語の場合があるので、気を付けましょう。
著者紹介
プロフィール:佐々木 良和 派遣会社コンサルタント。延べ約1,000人の転職のアドバイスを行い、転職に関わってきた。モットーは「転職者の決断に悔いをさせない」。その豊富な経験を基に多くの人が悩む面接時の悩みに答えるコンテンツを発信中。 |