人材派遣の面接で詰まると不合格になるの?

面接で答えが詰まっても不採用にはならない


面接で緊張のあまり答えに詰まることがあったとしても、不採用にはなりません。落ち着いて準備してきた内容を思い出しましょう。

この記事では、面接で答えに詰まったときの対処法や避けるべきNG行動、答えに詰まる原因などを解説します。答えにつまらないための事前準備も紹介するので、早めに面接対策を始めましょう。

答えに詰まるときの印象のよい対処法

面接で話せるか不安がある人は、答えた詰まったときに備えて対処法を学びましょう。万全な準備ができた人も、念のため知っていると安心です。

考える時間をもらう

答えがすぐに浮かばないときは、「少し時間を頂けますか?」と伝えます。考える時間をもらっただけで印象がマイナスになる恐れはないので、正直に申し出ましょう。

ただし何度も考える時間をもらうと、面接に対する準備不足を疑われるので、どうしても答えに詰まったときのみにします。

質問の意図を確認する

質問が難しい、または複数のとらえ方ができる場合、質問の意図を確認します。何を尋ねているかはっきりしない場合も、改めて質問の内容を確認しましょう。

「こちらの質問は、○○についてという認識で合っていますか?」と尋ねます。考える時間が得られるだけでなく、質問の意図を的確にとらえた答えを用意できるメリットもあります。

質問をくり返して言う

質問を投げかけられたあと、その質問を初めにくり返し、その後答える方法です。わずかな時間ですが、初めから自分の答えを話すことに比べると気持ちを落ち着かせる余裕が生まれます。

何度も同じ方法を使うと、答えが聞けるまでに時間がかかる印象を与える恐れがあります。他の方法と組み合わせて、適度に使いましょう。

わかる範囲で答える

完璧な答えを言おうとすると、答えに詰まりやすいため、やや自信がない質問もわかる範囲で答えましょう。嘘や誇張をせず、たとえ回答が短めになったとしても、十分な答えができないだけで不採用にはなりません。

正直に「わかりません」と答える

考えても答えが出そうにない質問は、素直に「わかりません」と伝えます。無理に答えを言おうとして中身のない話を続けると、面接官は聞きたいことを聞けないためです。

次の質問以降で挽回しようと、気持ちを切り替えましょう。答えに詰まる場面ばかりであっても、採用されるケースはあります。

質問にスムーズに答えるばかりが採用のコツではないので、あとに引きずらず前向きに面接を受け続けましょう。

答えに詰まっても避けるべきNG行動


答えに詰まると焦りがちですが、冷静に考えて答えます。緊張が高まると以下の行動をとる可能性があるので、あらかじめ知り、対策しましょう。

沈黙を続ける

面接官の質問のあと、何も言わず黙り続けると、面接官は対応に困ります。質問の意図がわからない、または考えている、その他のトラブルがあったのか、などと気を遣わせてしまいます。

想定外の質問に困ったとしても、考える時間をもらうなど行動を起こして意思表示をしましょう。沈黙を続けると、予想外のことに対応できない人との印象を持たれます。

考えもせず「わかりません」と言う

質問を聞いた直後に「わかりません」と答えることは避けましょう。答えられない旨を正直に伝えると、あなたも面接官も時間を効率よく使えます。

しかし即答でわからないと伝えると、すぐに諦める人だと印象づける場合があります。少し考えたあと、それでもわからなければ申し出ましょう。

まとまらない答えをだらだらと続ける

質問の意図を理解せず勢いだけで答えると、内容がまとまらない恐れがあります。言いたいことのはっきりしない答えは、面接官も判断に悩むでしょう。

答えがわからない、または回答に迷っている状態は、面接官はプロなので見抜きます。志望動機や自己PRと矛盾する内容を言う恐れもあるので、質問の意図に沿った簡潔な答えを言いましょう。

「あの」などを多用する

「あの」「ええと」など場つなぎの言葉を多く使うと、回答がまとまらず困っていると面接官に伝わります。回答ひとつあたりの時間は30秒~1分30秒ほどのため、時間を余分に使うことは避けましょう。

面接で答えに詰まる原因

面接で答えに詰まる原因を知ると、就職・転職に成功するための対策ができます。過去に面接で答えに詰まった経験があれば、以下の3つにあてはまるものはないか、確認しましょう。

面接対策が足りない

面接で質問に答えるには、企業情報や自己分析した情報が欠かせません。面接官とコミュニケーションも必要なため、自然に会話するには下準備が必要です。

初対面の人と緊張せず話せる人であっても、面接に必要な情報収集は十分行います。

回答を丸暗記してしまった

事前に質問の回答を考える場合、完全な答えの文章の暗記は避けましょう。質問の意図と答えの要点をまとめた状態で覚えると、質問文が変わっても答えに詰まることなく、回答できます。

予想した質問文のとおりに聞かれたとしても、暗記した文をそのまま言うと、面接官には伝わります。その場で言葉を考えて話す練習をしましょう。

あがり症や緊張しやすい性格をしている

人見知りで初対面の相手と話すことが苦手、またはあがり症の人は、面接は緊張が強くなる場面です。緊張のあまり、面接官の質問が耳から入ってこない・言葉が出ないなどの状況におちいり、見当違いの答えをする可能性があります。

時間をかけて丁寧に対策をしましょう。

答えに詰まる状況を避けるための事前準備

面接で答えに詰まることなく、スムーズに話すための事前準備を4つ紹介します。

企業研究をする

企業分析をして応募先に対する知識を増やしましょう。業界や業界内での位置づけ、企業理念など時間をかけて情報収集しまとめます。

人材派遣の場合は、応募時に企業名を知らされないケースもあります。企業がわかった段階で情報収集を始めましょう。

人材派遣会社の担当者から情報提供を受けられる場合もあるので、面接をすると連絡があったときに尋ねてみましょう。

自己分析をする

自己分析をして性格や強み、過去について振り返ると、面接でアピールするポイントがわかります。強みや自己PRを話しやすくなるので、早めに行いましょう。

おすすめの方法は自分史の作成で、幼少期から現在までを年代ごとに振り返ります。できごととあわせて考えたことなどを何でも書き込み、掘り下げやすい内容を探しましょう。

よくある質問の回答の要点だけまとめる

定番の質問はあらかじめ答えを考えておくと、スムーズに答えられます。質問文に合わせて答えを変えるには、要点だけをまとめる方法がおすすめです。

企業分析や自己分析にもとづく回答の軸を決め、よくある質問を見ながらそれぞれの質問の要点を準備しましょう。

模擬面接をくり返す

回答のポイントがまとまったあと、実際に口に出して答える練習をします。面接では初対面の面接官に対し、あなたの考えを直接話すため、何度も練習して自信を持ちましょう。

ひとりで鏡を見るなどし、答えがすらすらと言える段階になったあと、家族や友人に協力を頼み、模擬面接をしましょう。相手がいると本番の面接を想定した練習ができます。

ただし親しい相手との練習は、恥ずかしさが出て面接の雰囲気になりにくい場合があります。相手にはあらかじめ、割り切って面接官役をして欲しいと、お願いしましょう。

答えに詰まらない心の持ち方

心の持ち方はモチベーションや緊張の度合いに関わるので、答えにつまらないためにも、自信を持って当日を向かえましょう。面接当日、前向きな気持ちで会場へ出かけるコツを紹介します。

「準備はできたから大丈夫」と思う

企業研究や自己分析を行い、質問の回答ポイントをまとめ、模擬面接を何度も行ったことはあなたの努力です。練習で撮影した動画や質問の回答ポイントまとめなどを見て、自信を持って面接へ出かけましょう。

当日は時間に余裕を持って出かけると、心の余裕にもつながります。面接会場周辺へ早めに到着し、ゆっくりと過ごすこともおすすめです。

面接に成功するイメージを持つ

緊張するとマイナスイメージが膨らみやすいので、逆に面接で話が盛り上がった様子をイメージしましょう。たとえば、想定どおりの質問を聞かれ、あなたの回答を興味深く聞いてくれた様子などです。

プラスのイメージがあると緊張もやわらぐので、前向きなイメージをしながら面接へ向かいます。

面接後のご褒美を用意する

面接後に好きなカフェへ行く、欲しい服を買うなど、楽しみを用意します。楽しいことが待っていると、面接に対するプレッシャーがやわらぐので、自分へのご褒美を考えましょう。

面接会場までの道のりで楽しみを見つけると、外出が面接のためだけではないと思えるので、気持ちが楽になります。

答えに詰まる状況を避けるためプロと事前対策しよう

「自分で面接対策しただけでは不安」「この回答で正しいのかわからない」など、面接対策で悩んだときはプロへ相談しましょう。人材派遣会社へ登録して就職・転職活動をすると、担当者と面接対策などの相談もできます。

あなたの希望に沿った職場探しや、相性のよさそうな求人の紹介も行います。

利用者からの評判の良い人材派遣会社グロップ

人材派遣会社「グロップ」の担当者は、マネジメントエキスパートといい、多くの方々の就職・転職活動をサポートしてきました。これまでに寄せられた、実際に利用された方々の口コミを一部紹介します。

M.O(40歳/男)

人材派遣サービスのグロップに登録したところ、本当に地元企業との繋がりが強い事を実感しました。グロップでは、これまで自分が求人サイトやハローワークで苦労して探しても見つけることのできないような、とても条件の良い求人を次々と紹介してもらうことができました。求人サイトやハローワークなどでは出てこないような企業を紹介してくれるので、色々なチャンスがあります。また、グロップでは、福利厚生の手厚い仕事を紹介してくれますので、安心して働くことができます。


H.T(37歳/女)

二年前にマイホームを購入したタイミングで、人材派遣会社のグロップに登録しました。グロップで担当してくれたマネジメントエキスパートさんは、こちらの要望に合わせて、色々な業種の派遣先を提案してくれました。こちらのライフスタイルをしっかりと理解してくれた上で、より働きやすい派遣先を紹介してくれますので、新しい環境負担の少ない状況で働くことができました。紹介してもらった派遣先が、本当に居心地が良かったので、その派遣先で正社員として働けています。

A.M(40歳/男)

年を重ねれば重ねるほど再就職とか転職って本当に難しくなりますよね。特に今みたいに原価高や円安などの影響が強い時には、なおさらではないでしょうか。私も正社員を目指して頑張っていたのですが、こちらの条件に合う求人の数が、あまりに少なすぎたので、取り合えずといった形でグロップを利用して働いています。グロップは、正社員の求人の少ない時期でも、しっかりと稼ぐことのできる仕事を紹介してくれます。

K.E(53歳/男)

グロップの担当者は本当に頼りになるっていう口コミは本当でした。グロップのマネジメントエキスパートさんは、事あるごとに連絡を取ってくれ、適切なアドバイスをくれるから、派遣先で働いている時間も、不安が少なかったです。マネジメントエキスパートさんのサポートがしっかりしていたおかげで、安心して働けたって感じです。こういった気遣いがあると、派遣でも安心して働けるので助かります。

F.N(34歳/男)

今年の春で、グロップを利用して丸三年になります。グロップには本当にお世話になりっぱなしです。最初に担当してくれたマネジメントエキスパートさんが、当時のわたしのおかれた状況を理解してくれたお陰で、しっかりと働くことができました。最初に受けた派遣先の面接には同席までしてくれたので、非常に心強かったです。事前に私の情報を派遣先の担当者に伝えてくれていたおかげで、スムーズに採用してもらうことができました。

K.S(46歳/女)

夫婦共に残業の多い仕事をしていました。しかし、新型コロナウイルスのまん延した時期に、急に旦那の仕事が忙しくなってしまいました。その為、私が仕事を辞めて派遣で働くことにしました。その時に利用したのが、地元で最も評判の良かったグロップでした。グロップでは、定時で帰れる会社という条件だけを強くお願いしたのですが、きちんとそれを叶えてくれる派遣先を紹介してもらうことができました。

A.U(28歳/女)

最初にグロップに登録してから、すでに三年が経過しました。この三年の間、本当に色々なことがあったけど、マネジメントエキスパートの方がしっかりとサポートしてくれたお陰で、なんとか続けることができました。続けていると、派遣先の社員さんからの評判も良くなってきて、仕事が楽しくなりました。来年からは、その紹介してもらった派遣先で、正社員として雇ってもらえることが決まりました。

M.M(50歳/女)

専業主婦として長いこと生きてきたんだけど、昨年の夏休みの時期から、人材派遣サービスのグロップに登録して働き始めました。グロップの人材派遣サービスは、主婦向けの働き方を提案してくれるって評判だったから、選んでみたのですが、結果は大正解でした。マネジメントエキスパートさんのアドバイスもすごく役に立っていますし、仕事の内容も最高です。本当に満足度の高い働き方ができているため、無理なく続けられそうです。

Y.A(46歳/男)

40代になってから、新しい働き先を探そうと思ったら、やっぱり人材派遣サービスのグロップはおすすめだと思います。グロップは、色々な仕事を紹介してくれますし、何なら40代の方が多く働いている派遣先も多く紹介することができます。私も40代になってからグロップを利用しましたが、すぐに派遣先を紹介してくれました。とてもアットホームな職場ですので、今も毎日楽しく働けています。

H.A(30歳/女)

結婚してすぐに、夫が地方に転勤になってしまいました。結婚してすぐに単身赴任させるのもちょっと寂しいと感じてしまったので、大学を卒業してからずっと働いていた会社を辞め、夫の転勤先に一緒に引っ越すことにしました。引越し先は、右も左もわからない、全く知らない土地だったのでとても不安だったのですが、人材派遣サービスのグロップを利用したお陰で、すぐに働くことができました。グロップは、引っ越し先で最も有名な人材派遣サービスだったこともあり、すんなりと決めることができました。

まとめ

①面接で答えが詰まっても不採用にはならない
②答えに詰まるときの印象のよい対処法を知ろう
③答えに詰まっても避けるべきNG行動を学ぼう
④面接で答えに詰まる原因は何かを知ろう
⑤答えに詰まらない心の持ち方を身につけよう
⑥答えに詰まる状況を避けるためプロと事前対策しよう

著者紹介

著者情報プロフィール:佐々木 良和
派遣会社コンサルタント。延べ約1,000人の転職のアドバイスを行い、転職に関わってきた。モットーは「転職者の決断に悔いをさせない」。その豊富な経験を基に多くの人が悩む面接時の悩みに答えるコンテンツを発信中。

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