【男女共通】面接時のイスへの座り方
・あごを軽く引いて、自然に背筋をまっすぐ伸ばす
・背もたれから拳ひとつ分空ける
・くり返し座り直さない
以上の3つです。
ひじ掛けのあるイスはひじ掛けを使わず、脇を締めて座りましょう。自分の前にテーブルがあったとしても、足元をだらしなくせず整った姿勢で面接を受けます。
【女性編】イスへの座り方
面接官へ誠実でやる気のある姿を見せるためにも、女性に適したイスの座り方を知っておきましょう。パンツ・スカートのどちらのスタイルにも共通する座り方です。
手はももの上へ重ねて置く
ももの上に手を重ねて置きますが、指先はまっすぐ伸ばしてそろえます。基本的には右手を下にして重ねましょう。
座るときだけでなく立っているときも同じように指先まで伸ばしてそろえ、体の前で重ねていると品のある印象になります。
膝からかかとをそろえてまっすぐ下ろす
膝とかかとをそれぞれつけて、床へまっすぐ下ろしましょう。斜めに傾けず、つま先は開かずそろえ、足の裏全体が床につく姿勢で座ります。
高めのイスの場合かかとが浮きやすくなりますが、座る位置を調整し、落ち着いて足をつけられる場所を見つけましょう。
【男性編】イスへの座り方
イスの座り方にもあなたの仕事へのやる気が現れます。働きたい気持ちを示すために、男性にふさわしい座り方で面接を受けましょう。
軽く拳を握ってそれぞれの太ももに置く
左右の手で軽く拳を握り、左右それぞれの太ももの上に置きます。膝に近い位置へ拳を置くと猫背になる可能性があるため、自然な位置を心がけましょう。
軽く脇を締め、肘をはりすぎないこともポイントです。
脚は肩幅程度に開く
肩幅程度に足を開いてイスに座ります。肩幅より広く開くと偉そうな印象を与えるので、肩幅までにとどめます。
面接中は、膝から足の裏が床に対して垂直な姿勢を保ちましょう。時間が経つと膝が外側を向いたり内に入ったりしやすいので、意識して最後まで姿勢を維持します。
入室してイスに座るまでの流れ
イスに座る姿勢だけでなく、面接冒頭の入室から座るまでのマナーも覚え、スムーズに面接を受けましょう。マナーが身についていると緊張がやわらぐので、面接の経験の少ない方はあらかじめ練習すると安心です。
ここでは、面接官が会場に先に入っているケースを解説し、あわせて面接官が一緒に入室する場合と、あとから入室する場合も紹介します。
入室時のノックは3回する
受付を済ませて会場を案内されたあと、扉の前に立ち、落ち着いて3回ノックします。軽く握った拳でゆっくりと行いましょう。
あまりに早いノックでは、相手を急かす印象を与えてしまいます。しかしノックだけで採否が決まるわけではありません。
ノックの速さや回数などを間違えたとしても、落ち着いて先へ進みましょう。
面接官の返事を聞いたあとで入室する
あなたのノックに対し面接官からの返事を聞いたあと、入室します。入室する際には、「失礼いたします」と扉を開ける前に声を掛け、静かに扉を開けて室内へ入ります。
ドアの方へ体を向けて閉めたあと、面接官へ一礼しましょう。扉を後ろ手に閉めると失礼にあたるため、注意が必要です。
あいさつをしてイスに座る
イスの横に立ち、簡単なあいさつをして一礼します。「本日はお時間をとっていただきありがとうございます。よろしくお願いいたします」などと言いましょう。
カバンはイスの横、あなたの利き手側へ立てて置きますが、置き場所の指定があれば従います。面接官から「お座りください」などと促されたあと、着席します。
面接官と一緒に会場へ入る場合の座り方
受付であいさつしたとき、面接官が来てくれて面接会場まで案内されるケースもあります。面接官の指示に従って行動しましょう。
入室時のノックは不要ですが、「失礼します」と言ってから入ります。
面接官を会場で待つ場合の座り方
先に面接会場へ入り面接官を待つ場合は、立ったまま待つことが基本です。案内されたときに着席を促された場合は座ってもかまいませんが、面接官が入室したときにすぐに立ち上がります。
「本日はお時間をとっていただきありがとうございます。今日はよろしくお願いいたします」とあいさつしましょう。
面接官が席に着き、あなたも着席を促されてから「失礼します」と一礼し座りましょう。
面接後立ち上がって退室する流れ
入室から着席のマナーは入念にチェックしたものの、退室のマナーを忘れてしまう場合があります。面接が終わり、気が緩み始めたときでもマナーを守って退室しましょう。
イスから立ち上がり一礼する
質問が終わり退室するときは、イスから立ち上がり「本日はお時間をとっていただきありがとうございました」と言って、一礼します。
扉の前であいさつしてから退室する
カバンやコートを手に持って扉の前まで行き、面接官へ向いて「失礼します」と言い、もう一度お辞儀をしましょう。扉の方を向いて開け、退室したあと静かに閉めます。
企業の建物から出るまで気を抜かない
面接会場から出たあとも、企業の建物の中では引き続き気を抜かず、マナーを守って振る舞いましょう。すぐにスマホの電源を入れていじったり、飲み物を取り出して飲んだりすることは控えます。
受付であいさつをし建物の外へ出てから、スマホのチェックや水分補給をしましょう。会社の外へ出ても、関係者が歩いている可能性があるため、気の抜き過ぎに注意します。
面接でイスに座るときの注意点
面接でイスに座るときは、入室・退室のマナー以外にも注意点があります。面接会場のイスの並び方や種類、季節などにより必要なマナーが変わるので、状況に合った対応をするために知っておきましょう。
下座を選んで着席する
面接会場にあるイスが、ひとつのみの場合はそのイスへ座ります。複数のイスがあったときは面接官の指示に従いますが、指示がなければ、最も入口に近い下座を選びましょう。
ふたり掛けとひとり掛けのソファーが並んでいた場合、ふたり掛けソファーが上座、ひとり掛けが下座にあたります。ひとり掛けを選んで座りましょう。
指示を待たずに座らない
面接会場へ入り面接官にあいさつしたあとはすぐに座らず、促されるまで待ちましょう。先に入室し面接官を待つ場合も、立っていた方が無難です。
待合室や面接会場へ案内され、「座ってお待ちください」と言われた場合はイスに座ってもかまいません。
コートを背もたれに掛けない
冬場にコートをはおって面接会場へ向かった場合、コートは裏返して袖を折り込み、3つまたは4つにたたんで、カバンの上へ掛けます。ふだんは背もたれに掛ける習慣があったとしても、面接時はカバンに掛けておきましょう。
カバンの中へ入れてもかさばらない場合、しまっておくとコートを掛ける場所に悩まずにすみます。コートを掛ける場所があったとしても、指示なく掛けることは控えます。
スカートは座っても膝にかかる丈にする
スカートスタイルのスーツで面接を受ける女性は、イスに座ったときの丈の長さに注意しましょう。立ったときに膝が隠れる程度の長さがあると無難です。
オフィスカジュアルで面接を受ける場合も、ひざ下からミモレ丈程度を選びます。スーツの場合、タイト・セミタイトが主流ですが、大人の女性はAラインでもかまいません。
座り方や流れとともに身だしなみも整えよう
面接でのイスの座り方や入室・退室の流れとともに、面接にふさわしい身だしなみも確認しましょう。面接官の第一印象に関わるので、応募先にふさわしい服装で出かけます。
清潔感を重視
ビジネスでは人と接する機会が多く、清潔感は気持ちよくコミュニケーションを取るために欠かせません。あなたの面接での姿から入社後をイメージするので、清潔でシワのないスーツ・寝ぐせがなく整った髪型・磨かれた靴などで清潔感をアピールしましょう。
女性はナチュラルメイクを心がけ、肌の明るさや血色のよさも好印象につながります。
ビジネスのTPOにふさわしい服装
面接は公的な場のため、たとえ業務中は作業服などラフな服装をする職場であっても、スーツやオフィスカジュアル程度の服装で出かけましょう。特に官公庁や金融業界など、硬いイメージのある職場の面接は落ち着いた色のスーツがおすすめです。
面接は私服で、と指示があったときは普段着ではなくオフィスカジュアルレベルを用意しましょう。ジャケットをはおり、落ち着いた色のシャツやインナー、ジャケットとバランスのよいカラーのパンツを選びます。
女性はスカートでもかまいませんが、深いスリットがあるものや色柄の派手なアイテムは控えましょう。
イスの座り方など面接マナーは事前に学ぼう
面接当日に会社へ出向き、面接を受けて帰るまでの流れは、事前に登録先の担当者と確認しましょう。人材派遣会社は求人の紹介だけでなく、面接に関するアドバイスも行うので、気になることは早めにご相談ください。
面接の経験が少ないと緊張しやすいので、スムーズな行動をするためにも、マナーをくり返し練習して当日を迎えましょう。
人材派遣サービスグロップの評判や登録した方々の声について
人材派遣会社「グロップ」は、これまで多くの方に利用していただき、就職・転職をサポートしました。「自分に合う職場に出会えた」「安定した仕事に就けた」といった喜びの声を多数いただいており、その一部を紹介しておきます。
2019年から丸三年ほど、人材派遣サービスのグロップに登録し、派遣として働いていました。出産後、妻が大きく体調を崩してしまったため、育児と妻の看病をするために、残業の多かった仕事を辞め、家庭のことができる働き方を選んだからです。現在は、妻の体調も戻りましたし、子供の夜泣きもなくなったので、正社員としてフルに働けていますが、あの時に、グロップが無かったらどうなっていたか分かりません。グロップには、本当に助けられました。
結婚して10年近く、専業主婦をしていましたが、子供が小学生になったので、グロップに登録して働いています。資格を持っていない状態での職探しでしたが、グロップのマネジメントエキスパートさんが、こういった状況でも働くことのできる派遣先を紹介してもらうことができました。最初は慣れなくて大変な思いをしながら働いていましたが、働き始めてからもマネジメントエキスパートさんがサポートしてくれたので、続けることができました。
わたしが、人材派遣サービスのグロップを通じて感じたことは、やりがいを感じながら働けることのありがたさです。こんな時代ですから、仕事が楽しくないと思いながらも、毎日頑張っているの方が大半を占めていると思います。しかし、グロップでは、当人の本当にやりたいと思っている気持ちを尊重してくれますので、仕事が楽しくなりました。色々と任せてもらえる仕事も増えてきたので、より仕事が楽しくなってきています。
現在は、グロップに登録しながら、派遣スタッフとして充実した毎日を過ごしていますが、グロップを利用するまでは、工場のラインで働いていました。毎日変化のない仕事、10年続けていても新しい技術や知識を得ることができないため、やりがいの無い日々を過ごしていました。そんな働き方に嫌気がさしたので、グロップに新しい働き先を紹介してもらいました。そのお陰で、楽しく毎日を過ごせています。
両親が老人ホームに入ったことで、介護に時間を費やした時間を、家族のことに使えるようになりました。家事や育児に負担をかけないよう、徐々に働く時間を調整したくって、働き方を自由に調整することのできるグロップを利用しました。グロップは、人材派遣サービスの中でも、特に色々な条件で派遣先を選べるという評判もあったので、迷わずに決めることができました。しばらく仕事から離れていた私でも、無理なく続けられています。
結婚を機に夫の仕事を手伝うために会社を辞めました。15年ほど夫の会社を手伝っていましたが、会社が安定して社員も雇えるようになったので、外で働くことにしました。その時に利用したのがグロップだったのです。グロップは、女性向けの仕事を多く紹介することができると、口コミサイトなどで評判になっていたので、迷わずグロップを利用することに決めました。グロップは、キャリアコンサルなども手掛けているため、当時の私にぴったりでした。
K.S(53歳/男)
急なリストラで無職になった時に、助けてもらったのが人材派遣サービスのグロップでした。娘が通っている大学の授業料や、車の買い替えなど出費の多い時期だったので、すぐに働ける状況を用意しなければいけませんでした。グロップは、リストラに合った次の月には、働けるような派遣先を紹介してくれました。派遣先では、前職の知識や経験を活かすことができたので、戸惑うことなく仕事に没頭することができました。
肝臓を壊し、これまでのような働き方ができなくなってしまいました。そんな時に、新しい人生を提案してくれたのが、地元で最も評判の良かったグロップでした。グロップは、人材派遣サービスの中でも、特に利用者からの評価の高かった人材派遣会社です。特に私の地元は、グロップの本社があるということで、多くの方がグロップを利用していました。グロップは、50代でもしっかりと働ける派遣先を用意してくれるので、本当に助かりました。
離婚をしてから三年程、グロップのお世話になっていました。娘が中学生になるまで、家事や育児に時間を費やせるような働き方のできる派遣先を紹介してもらいました。現在は、正社員として働けていますが、あの時は、本当に大変だったので、グロップを利用して本当に良かったと思いました。ライフスタイルを大きく変えなければいけない時などは、グロップの人材派遣サービスは、本当に有効だと思いました。
離婚を機に専業主婦から外で働くようになりました。結婚前は都内で事務員として働いていましたが、再就職に有利になるような資格を取得していませんでしたので、なかなか正社員になることはできませんでした。そのため、取り合えず収入を得ようと思い、人材派遣サービスのグロップに登録しています。グロップは、これまでのブランクを埋められるような、やりがいのある仕事を紹介してもらうことができました。現在は、派遣として働きながらも、再就職を目指して資格の勉強をすすめています。
まとめ
①面接時のイスへの座り方を学ぼう
②男性・女性ではイスの座り方が違う
③入室してイスに座るまでの流れを練習しよう
④面接後立ち上がって退室する流れを練習しよう
⑤面接でイスに座るときの注意点は4つある
⑥座り方や流れとともに身だしなみも整えよう
⑦イスの座り方など面接マナーは事前に学ぼう
著者紹介
プロフィール:佐々木 良和 派遣会社コンサルタント。延べ約1,000人の転職のアドバイスを行い、転職に関わってきた。モットーは「転職者の決断に悔いをさせない」。その豊富な経験を基に多くの人が悩む面接時の悩みに答えるコンテンツを発信中。 |